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10月29日(木)のニュース

2026-10-29 · 11件

Apple

Apple、タッチ操作の MacBook Pro を発表 画面に触れる初めての Mac、Dynamic Island も

Apple は10月28日(米国時間)、画面に触れて操作できる MacBook Pro を発表した。画面は 14.2インチと16.3インチの有機EL「PROLED XDR」で、タッチのセンサーを画面のパネルそのものに組み込んだ。Mac がタッチに対応するのは初めて。スクロール、ピンチでの拡大、ウィンドウを指ではじいて画面いっぱいに広げるといった操作ができる。

Mac で初めて Dynamic Island も付き、Spotlight、Live Activities、Siri の置き場所になる。チップは M5 Pro か M5 Max。米国の価格は14インチが2,899ドル、16インチが3,399ドルから。予約はすでに始まっており、11月6日に発売する。OS は macOS 27 で、タッチをクリックに置き換えるので、多くの既存のアプリはそのまま指で使えるとしている。

出典: Apple Newsroom · Apple(MacBook Pro PROLED XDR)

Apple

Apple、開発者向けに「Touch on Mac」の準備のページ 講演3本と11月の相談会、Xcode 27.3 ベータは近日

Apple は10月28日、タッチ操作の MacBook Pro に向けて、Mac のアプリの開発者に準備を呼びかけた。専用のページには「Design for Touch on Mac」「Bring Touch to your Mac app」「Bring Live Activities to Mac」の3本の技術講演が出ている。

Apple の技術者やデザイナーにオンラインで質問できる相談会(Group Labs)は、米太平洋時間の11月18日9〜10時と、11月19日18〜19時に開く。アプリを作って試すための Xcode 27.3 ベータと、タッチ向けの文書やデザインの資料は「近日公開」となっている。Apple のプレスリリースは、システムのジェスチャーの API を更新し、タッチに合わせた作りができるようにしたと書いている。

出典: Apple Developer News · Get ready for Touch on Mac(Apple Developer)

AI

Google、最上位のモデル「Gemini 4 Carbon」を発表 まず一部のサイバー防御の担当者に

Google は10月28日、新しい最上位のモデル「Gemini 4 Carbon」を発表した。サイバーセキュリティと、長く続くエージェントの作業に強いとしている。第三者の Artificial Analysis の総合指数(Intelligence Index v5.0)では59点で1位になった。

脆弱性を見つける試験 SEC-bench Pro で88.2%、根本の原因を直すパッチを作る CWE-bench で71.0%だった。社内では、行き詰まっても何日も作業を続け、大きなコードの不具合の原因を探して直したという。

ただし、使えるのはまず一部のサイバー防御の担当者で、信頼できる相手に少しずつ広げる。開発者や一般向けは「近日」とだけ書き、日付は示していない。API の価格は、当初は100万トークンあたり入力2ドル・出力10ドルで、その後は4ドル・20ドルに上がる。

出典: Google

開発

Claude Code 2.1.312 が公開 大きな CLAUDE.md を頭だけ見て上書きする不具合を修正

Anthropic は10月27日(米国時間)、Claude Code 2.1.312 を公開した。多くは不具合の修正。サブディレクトリにある非常に大きな CLAUDE.md やルールのファイルを、Claude が先頭だけ見て上書きしてしまう問題を直し、全部読むか、一部を書き換えるよう求めるようにした。

Bash で git リポジトリの深い階層に移ったあと、ディレクトリごとのスキルが見つからない問題や、名前の正しくないコマンドが1つあると全コマンドの読み込みが止まり、claude -p が何も出さなくなる問題も直した。全画面の表示では、送信待ちのメッセージの下の「to send now」を押すと、すぐに送れるようになった。

Bedrock・Vertex・Foundry などで独自のデプロイ名のように Claude Code が知らないモデル名を使うときは、短いシステムプロンプトを使うようになった(CLAUDE_CODE_SIMPLE_SYSTEM_PROMPT=0 で元に戻せる)。同じ日に出た Agent SDK 0.3.312 では、設定の型に自動モードの項目が加わり、質問に答えなかったときに、その理由を付けて返せるようになった。

出典: Claude Code v2.1.312(GitHub) · Claude Agent SDK v0.3.312(GitHub) · Claude Code Docs(CLAUDE.md と記憶) · Claude Code Docs(スキル) · Claude Code Docs(道具の説明) · Claude Code Docs(権限)

開発

GitHub、複数のモデルを振り分けて組み合わせる「Copilot Fusion」を全プランで正式提供

GitHub は10月28日、Copilot Fusion を正式に提供した。使うモデルを人が選ぶ代わりに、Copilot が指示ごとにモデルを振り分け、組み合わせる。強さは Standard・High・Max の3段から選ぶ。1つのモデルで済ませるほか、軽いモデルの下書きを確かめて足りなければ強いモデルに回す、あるモデルの下書きを別のモデルが見直す、といった進め方を使い分ける。

すべての Copilot のプランで、VS Code、Copilot アプリ、Copilot CLI、JetBrains の IDE から使える。GitHub によると、最上位の Fusion Max は Artificial Analysis のコーディングエージェントの指数で60点となり、Opus 5.5 Max を使う Claude Code に2点差まで迫った。1件あたりの API の費用とトークンはおよそ半分、時間は約4割短いとしている。料金は使ったモデルごとにかかり、有料プランでは期間限定でモデルの費用が3割引になる。

出典: GitHub Changelog · GitHub Docs(Copilot Fusion) · Artificial Analysis(Coding Agent Index の方法)

開発

GitHub Copilot アプリに「Projects」と、Mac と Windows のアプリを操作する機能

GitHub は10月28日、Copilot アプリの更新を発表した。公開プレビューの「Copilot Projects」は、複数のリポジトリにまたがる仕事や、コード以外の仕事を1か所にまとめる。目標を書き、リポジトリやデザイン案、Slack のスレッド、会議のメモなどを渡すと、Copilot が必要なだけエージェントを動かし、プルリクエストなどの結果を人の確認に回す。

macOS と Windows では、アプリの画面を読み、ボタンを押し、文字を打つ「コンピューター操作」も公開プレビューで入った。API や MCP の無いアプリも操作でき、操作の前に人の許可を求める。Mac ではアクセシビリティと画面収録の許可が要り、組織は管理の設定で止められる。

出典: GitHub Changelog

開発

GitHub の Octoverse 2026、マージされたプルリクエストは月2億2,000万件に

GitHub が年次の報告 Octoverse 2026 を公開した。Simon Willison の紹介によると、マージされたプルリクエストは月2億2,000万件で、1年足らずで3倍になった。コミットは月73億8,000万件で3倍を超え、増えた分の多くは2026年の後半に集まった。新しいリポジトリは月3,030万件で、作られる速さは今年2倍になった。

出典: Simon Willison · GitHub Octoverse

AI

NVIDIA、40言語の文字起こしモデル「Nemotron 3.5 Transcribe」の重みを公開

NVIDIA は10月28日、音声の文字起こしのモデル「Nemotron 3.5 Transcribe」を重みつきで公開した。総パラメータ300億のうち、1回の処理で働くのは約40億。40言語の文字起こしに対応し、そのうち31言語は英語との間で翻訳でき、13言語では誰が話したかも聞き分ける。1時間までの音声と、8人までの話者を扱える。

音声認識の公開の順位表 Open ASR Leaderboard の英語では、平均の誤り率が5.33%で、重みを公開したモデルの中で1位だった。vLLM ですぐに動かせ、手元で動かすための版は近日としている。学習用に公開した音声のデータ Granary v2 は、48言語・約46万3,000時間にのぼる。発表の記事は日本語に対応するかを書いていない。

出典: Hugging Face のブログ(NVIDIA)

セキュリティ

Tailscale、SSH の機能で権限を越えて操作できた不具合を 1.104.4 で修正

Tailscale は10月28日、研究者が「Tailworm」の名で公表した Tailscale SSH の問題について、調べた結果と修正をまとめた。条件がそろうと、認証を済ませた SSH の接続が、設定したローカルの利用者の権限を超えて操作できた。SSH の転送を使う場合も含む。問題は認証や接続の決まりの確認ではなく、許可したあとの権限の扱いにあった。

攻撃するには、すでに tailnet の中で許された端末に入り込んでいて、設定で SSH の接続が許されている必要がある。認証していない人が任意のサーバーに入れる問題ではないとしている。修正した 1.104.4 では、Serve と Funnel の不具合3件も直した。セキュリティの告知は TS-2026-014〜017 の4件が10月26日付で出ている。Tailscale は、Tailscale SSH を使う人に 1.104.4 以降への更新と、SSH を許す相手の見直しを勧めている。

出典: Tailscale · Tailscale のセキュリティの告知

セキュリティ

Cloudflare、Workers AI の GLM-5.3 でほかの利用者の内容を含む応答が155件 長い入力でキャッシュの区切りが崩れた

Cloudflare は10月26日、AI の推論サービス Workers AI で提供する GLM-5.3 で、ほかの利用者の入力に由来する内容を含む応答が返っていたと公表した。期間は提供を始めた8月27日から9月9日までで、該当する応答は155件。どれも68万1,280トークンを超える長い入力に対するものだった。

原因は2つ重なっていた。モデルの文脈の長さを約105万トークンにした一方、計算の途中の結果をためるキャッシュは68万1,280トークン分しか無かった。さらに推論エンジン SGLang の不具合で、長すぎる要求が止まらずに進み、前の要求の古いキャッシュを読んで答えていた。

9月8日に Knostic の Gadi Evron が報告し、Cloudflare は翌9日に設定を直して SGLang に修正を当て、その日のうちに提供を戻した。ほかのモデルへの影響はなく、意図して悪用された跡も見つからなかったとしている。

出典: Cloudflare · Knostic

セキュリティ

macOS の git や curl は、問題の eMudhra のルート証明書をまだ信頼 OS の更新で回避策が戻ることも

インドの認証局 eMudhra の中間認証局の鍵が安全でなくなった問題で、Apple のサポートの記事(10月23日付)によると、Safari やメールなど Apple の仕組みを使うアプリでは、該当する証明書をすでにブロックしている。一方、macOS に付く curl・git・python3・ruby・perl・openssl などのコマンドラインの道具は /etc/ssl/cert.pem のルート証明書を使うため、このブロックが効かない。

記事は、管理者向けの回避策として、このファイルを控えてから emSign ECC Root CA – G3 などの項目を消す手順を案内している。ただし macOS の更新でファイルが置き換わることがあり、更新のたびに確かめ直すよう求めている。コマンドラインの道具でのブロックは今後の更新で入る予定で、日付は示していない。

出典: Apple サポート

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2026年10月