Aibex
書くより、読む、考え、決める
Aibex は、エージェントの仕事を読むためのデスクトップアプリです。 差分の行を選んでその場で訊き、あなたの番だけを順番に捌き、チャットを読みやすく整理して提示します。
macOS デスクトップアプリ · オープンソース(MIT) · 無料 · ソースコードは GitHub に
解こうとしている問題は、2 つです
1. ツールとしての使い勝手
- 毎回コピペして AI に指示してる。
- キーバインドがこなれていない。
2. 認知負荷の増大
- 大量のテキストは読みにくい。
- タスクが終わったのに気づかない。
- 複数のタスクをお願いしていると、脳内メモリを大量に消費してしまう。
前提にしていること
- 「使いにくい」は、まだ完全に言語化できていません。 それを言語化していく過程そのものがこのプロジェクトの中身であって、 最初から要件が確定しているタイプの開発ではありません。
- 「使いにくい」の中身は動きます。 AI を取り巻く環境の変化は速いので、去年の不便と今年の不便は違います。 一度出した答えが陳腐化することを、あらかじめ織り込んでいます。
- 機能を足すかどうかは、上の 2 問題のどちらに効くかで決めています。 どちらにも効かないなら、それは「作れるから作った」機能である可能性が高い、という基準です。
いま動いているもの
すべて実装済みの機能です。ソースコードは GitHub で読めます。
1. ツールの使い勝手に、効くもの
実行中に育ち、ファイル単位で辿れる
エージェントがファイルを触ったイベントを合図に、差分ペインがその場で更新されます。 実行が全部終わってから一枚の巨大な差分を眺めるのではなく、育っていく様子を見られます。 差分はファイルごとに分解され、増減件数つきのサイドバーから飛べます。 表示は縦積みと左右で切り替えられ、未読の変更件数も出ます。
差分の行を選んで、そのまま訊く
気になる行の範囲を選ぶと文脈チップになり、次の質問にそのまま添付されます。 「この関数の 42 行目あたりなんだけど」と説明し直す往復が消えます。行にコメントを書き残すこともできます。
作業フォルダの選び方が 4 通り
★ を付けたブックマーク、自動で溜まる最近の履歴、名前を知らなくても辿れるフォルダブラウザ、 そして分かっているパスを貼るだけのパス入力。「パスは分かっているのに掘らされる」を消すためです。
画像・スラッシュコマンド・モデル設定
スクリーンショットは貼り付けやドロップでそのまま添付。 スラッシュコマンドは補完が効き、ユーザー定義のものも読み込みます。 モデルと権限モードは、会話を離れずコンポーザーの設定から切り替えられます。
2. 認知負荷に、効くもの
作業フォルダごとに、1 タブ
プロジェクトを左の縦レールにタブとして並べ、それぞれが独立したエージェントを持ちます。 タブを切り替えても中身は破棄されないので、話の続きはそのままです。 実行状態と子プロセスのクラッシュはタブ上に出ます。メモリ使用量は、タブを広く表示しているときに並びます。
「あなたの番」だけを、順番に捌く
エージェントが返事を終えたタブは要対応として待ち行列に積まれます。 送信して次へを押すと、返信を送ると同時にいちばん長く待っているタブへ飛びます。 書くことが無いときは、送らずに前進だけします。 どのタブが自分待ちかを、覚えておく必要がなくなります。
待ち時間を、隠さない
エージェントが走っている間は経過時間の帯が出続け、終わると音が鳴ります。 「もう終わったのか、まだなのか」を確かめるためだけに画面へ戻る回数を減らすための仕掛けです。
なぜこう変えたか、が行の横に残る
エージェント自身が、変更の意図をインラインコメントとして差分の該当行に投稿します。 会話ログをさかのぼって「あの変更の理由」を探す必要がありません。オン/オフは設定で切り替えられます。
実行結果を、人間が運ばない
コマンド・出力・終了コードは 1 単位(実行ブロック)として保持され、
あなたがターミナルで叩いた結果もエージェントがそのまま読みます。
サンドボックスに止められたコマンドを自分の権限で実行し直しても(脱出弁)、
話は途切れません。どの結果をどこへ持っていくかを、覚えておく必要がなくなります。
チャット欄から !コマンド で直接実行することもできます。
現在の状態
| 公開状況 | ソースコードを GitHub でオープンソースとして公開しています。 ビルド済みアプリの配布は GitHub Releases で準備中です。 |
|---|---|
| ライセンス | MIT License。リポジトリは object-zaseeta/ai-browser。 |
| 対象プラットフォーム | Apple シリコン搭載の Mac のみ。Intel Mac は対象外です。 デスクトップアプリとして準備中。 |
| 構成 |
アプリが手元のマシンの中で小さなサーバを起動し、その画面をウィンドウに表示します。
待ち受けは 127.0.0.1 に限定してあるので、外部からもネットワーク上の
他の端末からも接続できません。フレームワークは使っていません。
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| AI |
Claude Agent SDK 経由。利用には Claude のサブスクリプション契約が必要です。
設定は ~/.claude/settings.json(ユーザー全体)と作業フォルダの
.claude/settings.json(プロジェクト)の両方を読み込みます。
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| 価格 | 無料です。オープンソース(MIT)で、有料版はありません。 |
使い始めるのに必要なもの
Aibex はエージェントの本体を同梱していません。 あなたのマシンにある Claude をそのまま呼び出して動きます。 すでに Claude Code をお使いなら、下の 1〜3 は揃っています。 4 の pnpm だけは、入っていないことがあります。
| 1. Claude のサブスクリプション |
ご契約をそのままお使いいただきます。Aibex 側に API キーを登録する必要はなく、
AI の利用料が二重にかかることもありません。
ターミナルで claude login を済ませた状態にしておいてください。
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|---|---|
2. Claude Code(claude コマンド) |
エージェントの実行そのものは、このコマンドに任せています。
アプリは起動時に ~/.local/bin と Homebrew の場所を順に探し、
見つからなければ導入方法を案内する画面を出します。
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| 3. Node.js 18 以上 |
アプリが手元で動かす小さなサーバの実行に使います。
claude と同じく、起動時に自動で探します。
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| 4. pnpm |
下の初回ダウンロードを実行するのに使います。
Node.js に同梱されている Corepack から corepack enable pnpm で有効にできます
(Homebrew をお使いなら brew install pnpm でも構いません)。
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| 初回起動時のダウンロード |
はじめて起動したときだけ、Anthropic が公開している npm パッケージ
@anthropic-ai/claude-agent-sdk(アプリが Claude を呼び出すために使うライブラリ)を、
お使いのマシンが npm の公式レジストリから直接取得します。
私たちが再配布しているものではありません。
インストール後はディスク上で 220 MB ほどになります。
取得を始める前に、この内容を画面でご説明します。
以後の起動では取得しません(パッケージの更新時を除く)。
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| ネットワーク | エージェントの推論には Claude を利用するため、使用中は常にネット接続が必要です。 ファイルの読み書きとコマンド実行は手元のマシンで完結しますが、 オフラインでエージェントを動かすことはできません。 |
よくあるご質問
いつ使えるようになりますか?
ソースコードは GitHub で今すぐ読めます。ビルド済みのアプリは準備中で、 GitHub Releases に置いた時点で上の「現在の状態」からリンクします。 作者自身の日々の開発で使いながら作っているため、 「使いにくい」の言語化が進んだ分だけ形が変わります。
ブラウザで動く Web サービスですか?
いいえ。UI にブラウザの技術を使っているだけで、実体はローカルで動くアプリケーションです。 ファイルの読み書きとコマンド実行はすべて手元のマシンで完結します (エージェントの推論そのものは Claude を利用します)。
いま使っている Claude Code の設定は活かせますか?
はい。サンドボックスの範囲と拒否ルールは、~/.claude/settings.json(ユーザー全体)と
対象の作業フォルダにある .claude/settings.json(プロジェクト)の両方を
そのまま読み込みます。settings.local.json は意図的に読み込みません。
ユーザー定義のスラッシュコマンド(.claude/commands/)も同じものが読み込まれます。
このアプリを挟むと、サンドボックスは弱くなりますか?
いいえ。コマンド実行の範囲は OS のサンドボックスに任せていて、どこまで許すかは
~/.claude/settings.json と作業フォルダの .claude/settings.json
がそのまま決めます。アプリがコマンド文字列を解釈することはありません。加えてこのアプリ自身も、エージェントがファイルを
書き換える操作については、パスが作業フォルダの外を指した時点で拒否します。
この判定は権限モードを緩めても効くように二重に掛けてあります。
Claude 以外の AI にも対応しますか?
現時点では Claude Agent SDK が前提です。切り替えの導線は課題として登録していますが、 まだ着手していません。
既存の Draft シリーズとの関係は?
独立したプロダクトです。DraftFinder・DraftCamera・DraftWriter とは連携しません。
続きが気になったら
ソースコードは GitHub でいつでも読めます。 ビルド済みのアプリが GitHub Releases に載ったときは、リポジトリとこのページで告知します。 「こういう使いにくさを直してほしい」というご意見や疑問・質問は、 GitHub Issues で受け付けています。