News

10月28日(水)のニュース

2026-10-28 · 13件

AI

Google DeepMind、世界モデル「Genie 4」を発表 キー操作と文章で動かせる世界を、音つきでその場で作る

Google DeepMind は10月27日、対話しながら動かせる世界をその場で生成するモデル「Genie 4」を発表した。映像に加えて、音楽・環境音・会話の音声も同時に作る。DeepMind は、音声をモデル自身が生成するリアルタイムの世界モデルは初めてだとしている。

利用者はキーボードで移動やカメラを操作し、文章で天気やカメラの位置を変えたり、人や物を足したりできる。空気の流れやぶつかり合いといった物理の動きも再現し、登場人物の動きや反応も自然になった。生成された場面は Gemini 3.8 Flash が見守り役として監視し、目標を手順に分け、各手順がうまくいったかを確かめながら計画を直す。

いまは限られた試験者向けの研究プレビューで、今後 Google AI Ultra の加入者(Project Genie)と、Gemini API・Google AI Studio の早期利用の相手に広げる。Project Genie の順番待ちに登録できる。

出典: Google DeepMind

開発

Claude Code 2.1.311 が公開 「ultrathink」で推論の強さを最も高い段に

Anthropic は10月26日(米国時間)、Claude Code 2.1.311 を公開した。項目は90ほどで、多くは不具合の修正。対話の端末で「ultrathink」と打つと、Anthropic の API 経由の Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5・Fable 5.1 で、その回を推論の強さ xhigh で動かすようになった。Claude が作業している最中に打つと、その回の残りの強さが上がる。

通常の文脈のセッションで1回の要求が20万トークンを超えたとき、「Usage credits required for 1M context」と出て止まる不具合を直し、会話を要約して続けるようにした。ほかに、何千行もの書き換えのあと最大5秒止まって「0行変更」と出る不具合、あとから接続を終えた MCP サーバーの道具をサブエージェントが使えない不具合、自動の要約の直後に古い CLAUDE.md・MEMORY.md を読む不具合を直した。

Pro と Max のアカウントでは、前回の確認から1時間以内の起動でネットへの問い合わせを2つ省き、起動を速くした。Bedrock・Vertex・Foundry などでは、モデルの設定を Anthropic が署名したファイルから読むようになった(CLAUDE_CODE_MODEL_CATALOG=off で止められる)。同じ日に出た Claude Agent SDK 0.3.311 では、使用量の記録でキャッシュ書き込みのトークンを、5分と1時間の保持期間に分けて数えられるようになった。

出典: Claude Code v2.1.311(GitHub) · Claude Agent SDK v0.3.311(GitHub)

開発

ターミナル Ghostty 1.4.0 が公開 Mac の入出力が最大55%速く、使っていない履歴のメモリを7〜9割減らす

Mac と Linux のターミナル Ghostty は10月27日、1.4.0 を公開した。使っていないスクロールバック(画面から流れた履歴)を圧縮し、普通の文字なら物理メモリを70〜90%減らす。そのぶん履歴の上限の既定は10MBから50MBに上がった。

Mac の入出力は 1.3 系より25〜55%速くなった(M4 Max で計測)。150MB のテキストを cat で流す時間は1.5秒から0.57秒に縮んだ。表示していないタブは GPU の資源を手放すようになり、1枚を表示して20枚を隠した試験で、GPU のメモリが約385MiBから18MiBに減った。

macOS 27 で起きていたタブやタイトルバーの表示の崩れ、ショートカットのアプリから新しいウィンドウを開くと2枚できる不具合も直した。対応は引き続き macOS 13 以降。セキュリティの修正は10件ある。Mac では、文字を選んだだけでコピーする設定(copy-on-select)の既定がオフ(none)に変わったので、これまでの動きを続けたい人は設定が要る。

出典: Ghostty 1.4.0 リリースノート

Apple

Apple、M6 を積んだ新しい iMac と 14インチ MacBook Pro を発表

Apple は10月27日(現地時間)、M6 を積んだ新しい iMac と 14インチ MacBook Pro を発表した。どちらも11月6日に発売する。

AAPL Ch. によると、iMac は24インチ 4.5K の画面に、10コアまたは12コアの CPU と GPU を持つ M6 を積む。Apple の N1 チップで Wi-Fi 7、Bluetooth 6、Thread に対応し、電源アダプタの Ethernet ポートは2.5Gb に対応した。日本の価格は24万9800円から。

14インチ MacBook Pro は、12コアの CPU と、各コアに Neural Accelerator を持つ12コアの GPU の M6 を積む。メモリは16GB から32GB まで選べ、電池は最大24時間持つ。予約は10月28日に始まった。

出典: AAPL Ch. · Apple Newsroom(14インチ MacBook Pro)

Apple

Apple の Keynote・Pages・Numbers が MCP に対応へ 外部の AI エージェントがアプリを操作できる

Thurrott によると、Apple はアプリのサブスクリプション「Apple Creator Studio」の加入者に、11月に無料の更新で AI の機能を配る。Keynote・Pages・Numbers には文書の中身を読んで手伝うアシスタントが入り、Mac の Logic Pro にもアシスタントと音を探す新しい画面が入る。AI の機能は Apple と OpenAI のモデルで動く。

iWork の3つのアプリは、AI が外部の道具やデータを使うための共通の規格 MCP(Model Context Protocol)に対応し、外部の AI エージェントがアプリの中の操作をできるようになる。Apple Creator Studio は月12.99ドル、年129ドル。

出典: Thurrott

企業

Anthropic の上場の届出書、9月の社内のコードの変更は9割超を Claude が書いた

ITmedia NEWS は10月27日、Anthropic が上場に向けて出した届出書(S-1)の中身を報じた。9月に同社のソースコードへ加えた追加と変更の90%超は、人のエンジニアではなく Claude が書いたものだったという。

社内の AI の利用量を一般向けの料金に当てはめた額は、1〜9月で250倍を超えて増え、4月には、株式で払う報酬を除いた月々の人件費を初めて上回った。具体的な金額は書かれていない。届出書のリスクの説明は90ページを超え、AI が人類を滅ぼすおそれにも触れている。

出典: ITmedia NEWS

AI

OpenAI、AI が数学・計算機科学・物理学で3つの結果を出したと発表 指数時間仮説は偽と主張

GIGAZINE によると、OpenAI は10月26日(現地時間)、自社の AI が3つの分野で新しい結果を出したと発表した。数学では、局所平滑化予想があらゆる次元で成り立つことを証明し、掛谷予想と制限予想もすべての次元で解けたとしている。計算機科学では、計算の難しさについての仮説「指数時間仮説」が偽であることを証明したとしている。

物理学では、4次元でゲージ場とフェルミオンを含む、ある種の場の量子論が数学的に存在することを証明し、量子色力学の存在を示したとしている。数学と計算機科学の結果は、証明を機械で確かめる言語 Lean で形式化したという。どれも OpenAI の主張で、研究者による検証はこれからになる。

出典: GIGAZINE · OpenAI

開発

GitHub Copilot、実行の許可を AI が判断する「assisted permissions」を正式提供

GitHub は10月26日、Copilot の「assisted permissions」を正式に提供した。Copilot がコマンドの実行、ファイルの場所へのアクセス、URL を開くことを求めたとき、大規模言語モデルがその要求を評価する。明らかに安全と判断したものは自動で進め、それ以外は人に許可を求める。

使えるのは Copilot CLI、Copilot アプリ、VS Code。CLI では /permissions から選ぶ。企業の管理者は、新しいセッションの既定の許可の方式を決められ、すべてを許す方式を禁じたまま、この方式だけを許すこともできる。

出典: GitHub Changelog

AI

Liquid AI、端末で動く小型モデル「LFM3」を公開 約20億パラメータで6種類

Liquid AI は10月27日、端末で動かす小型のオープンウェイトのモデル「LFM3」を公開した。1つの共通の土台から、文章、画像と動画、音声、それらをまとめて扱うもの、判断に使う2種類の計6種類を作り、どれも20億パラメータ前後に収めた。

文章のモデル(LFM3-1.7B)は、4ビットの精度で約1GB に収まり、文脈は25.6万トークン。パラメータが35%少ないのに、前の世代の LFM2.5-2.6B を上回るとしている。どのモデルも1枚の GPU で追加の学習ができる。スマートフォン、Raspberry Pi 5、ノート PC などで動かすことを想定している。

出典: Hugging Face のブログ(Liquid AI) · LFM3-1.7B のモデルカード(Hugging Face) · Liquid AI(会社) · Liquid AI(ニュース) · Liquid AI(2024年9月の LFM の発表) · MIT News(2021年1月) · SiliconANGLE(2024年12月の調達) · MacPaw

企業

Meta、AI の設備のため最大950億ドルの株式を売り出す

The Irish Times によると、Meta は10月26日、AI の設備に使う資金のため、最大950億ドルの株式を売り出す計画を明らかにした。まず350億ドルを引き受けつきの公募で売り、残る600億ドルは市場で少しずつ売る。

Nvidia・AMD・Broadcom が主な買い手として加わる。Meta は今年の設備投資を最大1450億ドルと見込み、今後数年で「数千億ドル」の資金が要ると投資家に伝えている。

出典: The Irish Times

AI

Anthropic、非営利団体向けの Claude のプラグインを公開

Anthropic は10月26日、非営利団体向けのスキルと接続の詰め合わせ「Claude for Nonprofits」のプラグインを公開した。約30の非営利団体が早い版を試し、意見を寄せて作った。

助成元や募集中の助成金を出典つきで探す、募集要項から応募の条件を読み解く、申請書や報告書の下書きを作る、といったスキルが入る。採用の募集文や面接の手引き、記録のありかの整理、作業が団体の AI の方針に合うかの確認にも使える。Team と Enterprise のプランの非営利団体には、追加の費用なしで自動で入る。

出典: Anthropic(claude.com)

セキュリティ

Apple、古い iPhone にも悪用の報告がある脆弱性の修正 iOS 18.7.11 を公開

Apple は10月26日、macOS Golden Gate 27.2・iOS 27.2 などの新しい版とあわせて、macOS Tahoe 26.7.2、macOS Sequoia 15.8.2、iOS 26.7.2、iOS 18.7.11 など古い OS 向けのセキュリティの更新を一斉に出した。

iOS 18.7.11 と iPadOS 18.7.11 が直す脆弱性は3件で、その1つは CoreGraphics の脆弱性(CVE-2026-86950)。細工したファイルを開くと任意のコードを実行されるおそれがあり、Apple は、特定の人を狙ったきわめて高度な攻撃に使われた可能性があるという報告を把握しているとしている。対象の機種は、iPhone XS・XS Max・XR、iPad(第7世代)、iPad Air(第4世代以降)、iPad(第9世代以降)、iPad mini(第6世代以降)。

出典: Apple(iOS 18.7.11 のセキュリティの内容) · Apple(セキュリティのリリースの一覧)

開発

Claude Code で古いゲーム機を解析する投稿が続く Xbox 360 のカーネルを調べ、新しいコントローラーのドライバを書いた

Reddit の r/ClaudeAI で10月27日、Claude Code で Xbox 360 のカーネルを解析し、Xbox Series X|S のコントローラーが使えるドライバを書いたという投稿が、200を超える賛成を集めた。PS3 のエミュレーター RPCS3 で MLB The Show 16 に手を入れ、友人とまたオンラインで遊べるようにしたという投稿も出ている。

どれも投稿者の報告で、ほかの人が確かめたものではない。

出典: Reddit r/ClaudeAI(Xbox 360) · Reddit r/ClaudeAI(MLB The Show 16)

過去の日付

2026年10月